有限会社ラムサ・ABE

土砂搬送用U型トラフ・カーブコンベヤシステム『へびコン』（長大カーブ・ベルトコンベヤ）

東北新幹線・八甲田トンネル築木工区において従来のダンプカーによる「ズリ出し」に変わる新工法としてベルトコンベヤによる土砂の搬出が提案されました。ところが曲がりくねった狭い道路、渓流に設置するのは従来の技術では不可能です。そこで開発された商品が『へびコン』です。

青森の山深い地区には、熊、クマタカ、カモシカをはじめ多くの野生動物が生息し、渓流にはイワナが泳ぐ自然豊かな地区です。この地区においてダンプカーの往来を少なくし振動や騒音、大気や水質の汚染を最小限に留め、自然環境の保全に大きく貢献できました。

豪雪地帯では、冬期に狭い作業道をダンプカーで走るのは大変危険です。『へびコン』によって安全に「ズリ出し」作業ができるようになりました。

ダンプトラックの運転手や各所に配置する誘導員を大幅に削減できるため、大きな省力化効果が期待できます。

従来の同程度規模のベルトコンベヤシステムでは限界とされてきた最小曲率半径R=500mを越えるR=150～300mの搬送を可能にした世界初のベルトコンベヤシステムです。

1200mmの幅広ベルトと「U型トラフ」の採用により30～40cmの大きな岩塊でも安定した搬送ができます。

テレビカメラ監視機能により中央監視室からの自動遠隔操作が可能です。

高速・高性能フィルタープレス

脱水部は数室からなる濾板と、濾板に装着された濾布とから構成されます。
その片方は固定したブロックで支え、もう片方は移動するブロックの間に濾板を並べ油圧シリンダーで挟みつけます。固定ブロックに設けられた給油口より処理しようとする原水を送り込むと、原水に含まれる粒子は濾布に付着したフロック（粒子）間を次々と通り抜けることによってきれいになります。

給油口の反対側より洗浄ノズルを挿入し、高圧水によって内部を洗浄します。洗浄後の汚水は、下部のトレイに流されスラッジ水槽へと戻されます。

濾室数13室までのフィルタープレスは各濾板をチェーンによって連結し、一括開枠して完全にケーキを脱形します。

戻りコン処理と骨材回収装置

アルカリ専用　PH自動中和装置

小型ユニット化による多機能を取り揃えています。ユニット化により、据え付け場所をとらず移動設備が簡単です。河川等に放流水を流しても、確実に記録が取れる構造になっています。PH値は、デジタルで表示します。

薬液は、希硫酸（HC1又は、H2SO4等）。
濃度原水PH12以上の場合は、2段中和制御又は、原水の処理が少なくなります。